愛は惜しみなく与う【番外編】
すると案外すんなりと受け止められる。
『わかった!ほなクリスマスに帰るわ!ちょっと早まった!やった!』
素直にそう喜んでいた。
ちゃんとクリスマスに会えたらしいから。
我ながら気を使ってみた。息子に。あいつにも世話になったから。
だから付き合えたのかと聞いてみれば…
睨まれた
その反応はまさか
「振られたのか?」
少し笑ってしまったのがバレたのか、さらに睨んで黙れとすごんでくる。
なるほど。自分の息子だよ。睨み方が俺に良く似てる。
「嬢ちゃんが帰ってから2ヶ月くらい経ってるだろ」
「経ってるからなんだよ。最近避けられてんだよ!言わせんな」
ふん
とイライラした様子の息子
避けられている?
なんでだろう
俺の前で、泉の話をする嬢ちゃんは、すごく幸せそうな顔をしていたのに。
「知らねーよ。また……どこかに行っちまうのかと思って、こっちはこの数ヶ月、イライラしてんだよ!」
ガンとベッドの隣のサイドテーブルを蹴る泉。足が癖が悪いのもよく似てしまった。
イライラして何かに当たるところも。
そしてイライラの吐き出し方が下手くそなところも。
『わかった!ほなクリスマスに帰るわ!ちょっと早まった!やった!』
素直にそう喜んでいた。
ちゃんとクリスマスに会えたらしいから。
我ながら気を使ってみた。息子に。あいつにも世話になったから。
だから付き合えたのかと聞いてみれば…
睨まれた
その反応はまさか
「振られたのか?」
少し笑ってしまったのがバレたのか、さらに睨んで黙れとすごんでくる。
なるほど。自分の息子だよ。睨み方が俺に良く似てる。
「嬢ちゃんが帰ってから2ヶ月くらい経ってるだろ」
「経ってるからなんだよ。最近避けられてんだよ!言わせんな」
ふん
とイライラした様子の息子
避けられている?
なんでだろう
俺の前で、泉の話をする嬢ちゃんは、すごく幸せそうな顔をしていたのに。
「知らねーよ。また……どこかに行っちまうのかと思って、こっちはこの数ヶ月、イライラしてんだよ!」
ガンとベッドの隣のサイドテーブルを蹴る泉。足が癖が悪いのもよく似てしまった。
イライラして何かに当たるところも。
そしてイライラの吐き出し方が下手くそなところも。