【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
「んっ……もう、ダメッ……です……」
「俺ももう……ダメだ……」
―――ずっと優しく情熱的だった彼も、最後には理性を手放すかのように、思いっきりベッドを揺らした。
そしてそのまま、二人で暗闇の中へと堕ちていった……。
「……大丈夫??」
「はい……大丈夫です」
わたしはベッドから起き上がると、グラスに残ったままのシャンパンを一気に飲み干した。
……まだ体に染み付いている、彼の温もり。
そして彼の香水のニオイ。
あんなにも激しく、だけど情熱的に抱いてくれた人は初めてだった。
もう自分が自分じゃいられなくて、何もかも忘れそうになった。
……なんでこんなこと、思うんだろう。
ただ一度だけの関係なのに。