【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
そういえば、京介さんのお父さんは、あんまり喋らない人なのかな??
無口な感じのイメージがあるけど……。
「……母さん、ちょっとトイレに行ってくるよ」
「はい」
「あ、じゃあ俺もトイレに行ってくるよ。待ってて、実来」
「はいっ」
京介さんと、京介さんのお父さんは、ふたりで席を離れた。
「ごめんなさいね、実来さん。うちの主人、無口なのよ。ちょっとイヤな気持ちにさせてしまったら、ごめんなさいね??」
「い、いえ。そんなことありません。京介さんのことをとても心配していらっしゃる感じが、しましたし。
それにわたしのことも、心配してくれて。本当にありがたいことです。ありがとうございます」
「ようやく出来たお嫁さんだから、主人は嬉しいのよきっと」