【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
○たった1つの特別な太陽
「……実来」
「はい??」
「大丈夫か??寒くないか??」
「はい。大丈夫です」
「そうか。ついでだし、カフェで温かい物でも、飲んで帰ろうか」
「はい」
物件が決まった後は、少しカフェでお茶をした。
わたしは体を冷やさないように、温かい黒豆茶にした。
黒豆の香りと風味が口いっぱいに広がって、とてもおいしかった。
京介さんは温かいコーヒーを飲んでいた。
「実来」
「はい??なんですか??」
「こうやって新居も決まったことだし。……そろそろ、結婚しないか??」
「……え??」
突然の話だった。
だけどわたしは、見つめられたその京介さんの目から、目を逸らすことが出来なかった。
「いや、しないかじゃないな。結婚しよう」