【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉


「……それって、その、あの」

「……実来、君にプロポーズしたんだ」

「えっと、その……ごめんなさい。ちょっと突然で……」

「いや、ムリもない。突然だからね。俺の方こそ、すまない。
……だけどもう、俺の決心は揺らがないよ??君と結婚したいんだ」

「……京介、さん」

純粋に嬉しかった。

こうやって結婚したいと言ってもらえることが。

交際を重ねてみて思ったのは、わたしは京介さんのことを少しずつ知っていくのが、こんなにも楽しいと思ったことだった。

京介さんのことをもっと、もっと知りたい。

今改めて、そう思う。

「実来、俺は実来とずっと一緒にいたいんだ。これから先、何年も、何十年先も。……だから、俺と結婚しよう??」

答えなんてもう、決まっている。


< 131 / 308 >

この作品をシェア

pagetop