【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
「……さ、調べてみましょう。ここに横になって??」
「あ、はい……」
言われたとおり、ベッドへと横になった。
そしてお腹にジェルを塗り、先生はゆっくりとエコーを当てた。
―――すると。
「……ほら、見える??あなたの、お腹の子よ」
「……本当だ」
かすかだけど、お腹の中に見えた、小さな命。
やっぱりわたし、妊娠していたんだ……。
先生の言うとおりだった。
「妊娠2ヶ月ってところだね??」
「……2ヶ月」
わたしは、お腹に新しい命を宿していた。
……あの日結ばれた、名前も知らない大人な彼との間に、出来た子供。
ふと、あの日の夜のことを思い出した。
初めて彼に抱かれたあの日からずっと、わたしは彼のことが忘れられなかった。