【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
「ええ、世界一幸せになりなさい。これ以上ないってくらい、幸せになりなさい」
「……うん」
お母さんが心から喜んでくれるから、私は幸せになろうって、心から誓った。
京介さんと、赤ちゃんと、わたしと。
これ以上ないってくらい、幸せになってみせる。
……不釣り合いでもいい。
京介さんの妻として相応しくないのは、わたしだってよくわかっているし、支えて行ける自信なんてまるでない。
……だけどこんな小さな出会いから、小さな命まで授かることが出来て、そしてこうしてまた巡り合うことが出来たのは。
本当にキセキだと思う。
わたしなんかが妻になるなんて、世間からしたら常識知らずと言われることだって、これからもしかしたら、きっとあるかもしれない。
……だけどそんな覚悟は、もうとっくにできている。