【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
その後わたしは、京介さんと一緒に役所へ行って、婚姻届を提出した。
「おめでとうございます」
「ありがとうございます」
婚姻届は無事に受理されて、わたしたちはついに恋人から夫婦へと変わった。
左手の薬指にキラキラと光る結婚指輪を眺めながら、わたしは嬉しい気持ちでいっぱいだった。
本当にこれで、わたしたちは結婚したんだな……。
婚姻届を出しても、そんな実感が全くなくて。
だけど今までにないくらいすごく幸せな気持ちになっているのは、確かだった。
わたしは本当に、京介さんと結婚したんだな。
「これからもよろしくね、実来」
「……こちらこそ、よろしくお願いします」
わたしは今日から、京介さんの妻になった。
そして京介さんは、わたしの旦那になった。
夫婦という新しい道を、これから一緒に歩んでいくんだ。