【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
「よく出来ました」
そう言って笑った京介さんは、優しく頭を撫でてくれた。
「……あの、京介さん」
「だから、さんはいらないよ??京介って呼んで??」
「っ……きょ、京介……」
いつも京介さんと呼んでいたから、急に名前を呼び捨てにするなんて……。
恥ずかしいし、なんか照れてしまう。
「なんだい??実来」
「……あ、その……な、なんでもないです」
「実来、もう一回、名前呼んでくれる??」
「へっ!?も、もう一回……!?」
「そう。もう一回聞きたい。実来の京介って言葉」
「っ……きょ、京介……」
「嬉しいな。ありがとう実来」
「……もう、恥ずかしいです」
「そんなに照れることないのに、俺たち夫婦なんだから」
「……だって、急に名前で呼ぶなんて……照れくさいです」