【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
○初めてのバレンタインデー
「今日は、赤ちゃんすごく動くね」
「うん。男の子だから、元気いっぱいだよ」
「もう少しで産まれるんだもんね??」
「うん。もう、楽しみ。だけど少しだけ、不安かな……」
今日は親友の彩花とまたお茶会の日だ。
京介と先月結婚したと言うのに、まだ新居には住めないので、しばらくはまだ実家で暮らしている。
そしてわたしは、もう間もなく臨月を迎えようとしていた。
出産までの道のりはとても遠くて、毎日とても大変だけど。
それでもわたしは、母として、妻として、一生懸命がんばる。
左手の薬に光る結婚指輪が、わたしの結婚したという証なのだから。
子供が産まれたらきっと、何かと大変だと思うけど、協力して頑張っていきたい。
産まれてくる我が子のために。