【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
○お母さんの味
バレンタインデーが過ぎ、2月も後半に差し掛かってきた。
わたしもいつでも新居に引っ越せるように準備を始めた。
お母さんともこれから離れて暮さないといけなくなるし、本当に寂しくなるけど。
だけどそんなに遠い訳ではないし、いつでも遊びにいけるから、そこはよかったなって思う。
今の家は駅からは歩いて15分くらいだし、乗り換えも一回で済むから、けっこうアクセスも便利だし。
快速があるから、行くにも少し早くなるから、それはそれでありがたい。
お母さんは寂しくなるだろうな……。
「お母さん、寂しくなった時は、遊びに来るね」
「ええ、いつでも遊びに来なさい。赤ちゃんの面倒だって見てあげるわよ??」
「それは心強いよ。ありがとう」
「初めての子育ては、大変なことばかりだけどね」