【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
「……ああ」
京介は、わたしを優しく包み込むように抱きしめてくれた。
……京介、愛してる。
これからもずっと、愛してる。
わたしには、どんな時でも、あなただけだから。
「……愛してる、実来」
「はい……」
温かい温もりのある部屋で、わたしたちは、優しくそっとキスをした。
背中に手を回したいけど、大きなお腹が邪魔をしてあまり抱きしめられなかった。
だけど、京介のその微笑みや優しみが、わたしの心を温めてくれる。
温かさがあふれ出して、滲み出ていた。
そしてそれから何日かして。
もう少しで出産という所で、わたしは出産に向けて入院することになった。
出産まで、本当にもうあと少し。
わたしの出産までのカウントダウンが始まった。