【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉



そして迎えた19時。

わたしと森嶋さんは、待ち合わせ場所で2度目の再会をした。

久しぶりに会う彼は、相変わらずスラッとしていて、スタイルもよく、今日はメガネをかけていた。

……あれ、この前メガネなんてかけてなかったのに。

小さな変化でさえも、見つけると嬉しくなる。

「……実来ちゃん、お待たせ」

「いえ。わたしも今、来た所です」

「そうか。お腹は空いてるか??」

「はい」

「じゃあ、何か食べながら話そうか」

「……はい。そうしましょう」

久しぶりに香る、彼の香水のニオイ。

彼がわたしを抱いた時、ふわっと香ったあのニオイが、今日もまたする。

……このニオイに、理性をやられたんだわたしは。

あの日の夜、わたしはもう夢の中にいるみたいだった。





< 28 / 308 >

この作品をシェア

pagetop