【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
そして迎えた19時。
わたしと森嶋さんは、待ち合わせ場所で2度目の再会をした。
久しぶりに会う彼は、相変わらずスラッとしていて、スタイルもよく、今日はメガネをかけていた。
……あれ、この前メガネなんてかけてなかったのに。
小さな変化でさえも、見つけると嬉しくなる。
「……実来ちゃん、お待たせ」
「いえ。わたしも今、来た所です」
「そうか。お腹は空いてるか??」
「はい」
「じゃあ、何か食べながら話そうか」
「……はい。そうしましょう」
久しぶりに香る、彼の香水のニオイ。
彼がわたしを抱いた時、ふわっと香ったあのニオイが、今日もまたする。
……このニオイに、理性をやられたんだわたしは。
あの日の夜、わたしはもう夢の中にいるみたいだった。