【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
「子宮口がもうちょっとで開きそうだから、もう少し我慢してね〜」
「ううー……っ‼」
それからもう少し、わたしは子宮口が開くのを痛みに耐えながら待っていた。
「はぁ……はぁ……」
まだかな……。
いつまで待てばいいのかは分からないけど、子宮口が開かないと、赤ちゃんが出てこれないから、完全に開くまで待つしかなかった。
「せ、せんせ……」
それからどのくらい経ったかは分からないけど。
先生が来てくれたので、ようやくかなとか思った。
「森嶋さん、子宮口確認するよ〜」
「は、はいっ……」
陣痛って、こんなにも辛いのか……。
すごく痛い。生理痛の何倍も陣痛は痛くて。
何度も何度も、泣きそうになって。
だけどここまで来たら後少しだから、と自分に言い聞かせた。