【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
○年の差恋愛の始まり
その後、森嶋さんがお会計をしてくれた。
わたしも払うと言ったけど、奢らせてと言われてしまい、それ以上何も言えなくなった。
そして駅の近くにある公園で、ふたり腰掛けて座った。
「……実来ちゃん」
「はい……??」
「……俺との子、産んでくれないかな??」
「……えっ??」
それは、予想外の言葉だった。
「……責任を取りたいっていうので、言ってるんじゃない。本気で、本気で、そう言ってるんだ」
「……でも、わたし……」
「聞いてくれ。俺が今一番、守りたいのは、実来ちゃん、君なんだよ」
「……赤ちゃんが、出来たから、ですか??」
「違う。そうじゃない」
「……じゃあ、なんで……そんなこと……」
「―――君を好きなんだ」
「……えっ??」