【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉



「そうだろ??それなのに、実来ちゃん、君は何を躊躇っているんだ??」

「何を……躊躇ってる??」

「そうだ。俺はたしかに35だよ。君は20歳くらいだろうから、15も年の差がある」

「…………」

「だけど年の差なんて関係ないだろ??年の差があるなんてのは、今は普通のことだ。
……確かに、ジェネレーションギャップがあるかもしれない。だけど、それでいいじゃないか。お互いが好きなんだと感じていれば、それでいいじゃないか」

「……すみません、森嶋さん」

「いや、謝るのは俺の方だ。済まない。ちょっと感情的になってしまったみたいだ」

「……いえ、嬉しかったです」

「えっ??」

「森嶋さんの気持ち……よく、分かりました」

「本当に??本当に、分かったのかい??」



 
< 38 / 308 >

この作品をシェア

pagetop