【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉



「……ごめん。実来ちゃんに1つ言わないといけないことがあるんだ、俺も」

「なんですか……??」

「その……今はとても仕事が忙しい時期で、まだその、結婚とかは出来ないんだけど……いいかな??」

「……結婚はまだいいです」

「えっ??」

「何もお互いを知らないまま結婚するよりも……ちゃんとお互いのことを知ってから、初めてわたしは結婚したいです」 

「実来ちゃん……」

「べつにそれで結婚出来ないと言われても、わたしは無責任だとは思いません。
……だって森嶋さんは、ちゃんとお腹の子もわたしも、幸せにしてくれるって、言ってくれたから。信じています」

「実来ちゃん……ありがとう。優しいね、実来ちゃんは」

「森嶋さんも、優しいです。ありがとうございます」




< 40 / 308 >

この作品をシェア

pagetop