【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
「……はい。ありがとうございます、森嶋さん」
「なぁ実来」
「はい??」
「……そろそろ、森嶋さんって呼び方やめないか??」
「えっ??でもっ……」
「京介と呼んでくれて構わないから。実来と俺は……付き合ってるんだから。結婚を前提にさ」
「はっ、はい……」
改めてそう言われると、なんだか恥ずかしくて……。
ドキッとしてしまった。
わたしはいつもそうだ。
彼と会うたびに彼のペースに流されてしまう。
彼の優しさにとことん包まれて、幸せを感じている。
だけど時々ちょっと強引で、それでもって男らしい森嶋さんも、好き。
手を繋いでくれる所も、優しく抱きしめてくれる所も。
全部全部、彼の全てが大好きなんだ。
わたしはもうすっかり、彼のトリコだ。