【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
「へっ!?あっ、だ、大丈夫です……」
なんかわたし、挙動不審!?
「もしかして、緊張してる??」
「……あ、はい。少しだけ」
「大丈夫だよ。リラックスして??」
「そんなこと、言われても……」
こんな大人な方と一緒に過ごすなんて、初めてだから、緊張しちゃうよ……。
「……そういうとこ、可愛いね??」
「……えっ??」
そして彼の大きな左手は、わたしの頬にそっと触れた。
―――ドキッ
なぜだか分からないけど、すごくドキドキしてるのが自分でも分かる。
こんなにもドキドキするなんて、初めてで……。
思わず、顔を背けたくなる。
優しく撫でられた頬が、真っ赤になるのがわかって、熱を持つのもわかる。
……ど、どうしよう。
なんかもう、目を反らせない……。