【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
○僕の大事な人です
紅葉デートをしたあの日から早くも2週間が経った。
そして日曜日。
今日は、京介さんがわたしの家に挨拶に来る日だ。
もう緊張して緊張して、仕方ない。
お母さんも京介さんに会えるのをとても楽しみにしているのだ。
京介さん、まだかな……。
そしてピロンと、わたしのスマホに連絡が入った。
【もうすぐ着く】
「お母さん、京介さん、もうすぐ着くってよ」
「あら、そう??じゃあお茶淹れる準備するわね」
「うん」
京介さんが挨拶に来るって分かっているから、なんだかとても緊張する〜。
どうしよう……。
わたし不安だけど、だけどね。
京介さんが隣りに居てくれるって思うだけで、心がなんだか落ち着く気がした。
京介さんの魔法って、不思議……。