【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
「嬉しいです。でもわたし、大丈夫ですかね……」
「え??」
「わたしみたいな彼女というか……わたしみたいなのが婚約者として、認めていただけるのかどうか、不安です」
「大丈夫だよ。きっと認めてくれるはずさ。心配するな」
「はい……」
京介さんはそう言ってくれるけど、だけど不安になる。
だってわたしはまだ20歳で、彼の両親からしたら、わたしなんてまだ子供だ。
こんなわたしを婚約者として認めてくれるのかどうか、不安になるのは当たり前かもしれない。
「実来、ここを左に曲がるんだっけ??」
「そうです」
ウィンカーを出して左に曲がる京介さん。
その横顔はとてもハンサムでカッコよくて、わたしにとっては現実だと思えないくらい夢心地のような出来事なのだ。