【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
【森嶋さん目線】
「課長、こちらチェックお願いします」
「課長、すいません。こっちもお願いします‼」
「ちょっと待って。順番に行くから」
「はい」
俺は仕事上、課長という立場にいる。
俺が今の会社に入社したのは20歳の時。
ちょうど実来と同じ年齢の時だった。
最初は右も左も分からない俺に色々と教えてくれたのは、当時課長だった俺の上司で。
その課長という役職を今俺が担っている。
課長という立場になって分かったのは、人を束ねるって、チームをまとめるって、とても大変なことだっていうこと。
でも今は、俺は実来という大切な人が出来て、守りたいものが出来た。
いや、守らないといけない人がふたりも。
だから俺は、どんなことがあってもふたりのために頑張っていかないと。