【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
「課長、この後の会議なんですが……。先方の都合で明日に変更してほしいそうです」
「そうか、分かった。報告してくれてありがとう。変更の件、先方に連絡しておいてくれ」
「はい。分かりました。では失礼致します」
この歳になって守りたいものが出来たとはいえ、なかなかうまく行かないことのほうが多い。
実来に会いたいと思う気持ちもあるのに、仕事が忙しくて会うことも出来ない。
実来に寂しい思いをさせているのはわかっているし、本当に申し訳ないと思ってる。
だけど実来は、そんなことを口にはしない。
だけど本当は、寂しいと思ってるに違いない。
「課長、お茶どうぞ」
「ああ、ありがとう」
「大丈夫ですか??何かありました??」
「いや、別になんでも」