【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
○ご両親との対面
「おい‼実来、こっちだ」
「京介さん‼すみませんお待たせして‼」
京介さんの元へと走った。
久しぶりに履いたヒールだけど、なんだか歩きにくい気がした。
「実来、危ないから走らなくてもいい。転んだら危ないだろ??」
「す、すみません。遅れてしまったので……」
「気にするな。時間まではあと10分もあるし、急ぐ必要はないよ」
「ありがとうございます、京介さん」
「ああ、それより今日は、こんな場所で申し訳ない」
「いえ。大丈夫です」
今日は京介さんのご両親に合う日。
とても緊張してしまい、心臓がバクバクだ。
服を選ぶのに手間どってしまって、家を出るのが少し遅くなってしまった。
「実来、緊張してるのか??」
「そりゃそうですよ……‼」