この、空の下。君に最初で最後の恋をした。
「おい、まずはこれに着替えろ。」
ホイット、紙袋を投げられた。何とかキャッチできてよかった。えと、どんなの入ってるかな?
「こ、これを着るんですか…?!」
紙袋の中に入っていたのは、綺麗で、華麗な夜を思わせるような妖艶な黒色の勝負服(ドレス)。
露出は少ないが所々にあるレースがとても婀娜(あだ)。
とうてい私のような映えない人が着ても似合わない…
そう紙袋の中身を見ていると
「真冬、俺がお前に似合うと思って選んだんだ…早く着ろ…よ…///」
えっ、闇宵さんが…?しかも、最後の方照れた声色でこっちまでなんだか照れる…。
「えっ、なしたの〜w2人してゆでダコみたいに顔赤くなってきてる〜w」
「「ぎゃっ!」」
よく宵闇さんの方を見てみるとたしかに首元が赤い。
2人して変な雰囲気になっているとまさかの、やまりんさん登場した…こんな時に恥ずかしい…
横を見てみると流石に闇宵さんも驚いたらしくとてもビックリした顔。
「おー!2人していきピッタリw」
「おい、姉貴、なんてタイミングで…、何?俺に殺されたいわけ?」