HEAVEN's Door
4.過去→未来=今
巧くんの乗っているバイクは。
かなり前に生産中止になっていて。
今、現存しているのは余程2stに愛着がある人かレースで使っているか、しか見ない。
公道で走っているのを見るとパパや光さんは大喜びでそのライダーを見つめたり…
巧くんのバイクはとても手入れされていて、外装も市販用とは別に塗装されていた。
こんなの、パパが見たら食いつくに決まっている。
「じゃあ行こうか?」
驚いたのは手にしたヘルメット。
「た…巧くん、そのヘルメットは?」
「えっ、僕の?何か、変???」
巧くんはヘルメットを被らずにあたしに見せた。
後ろから見たら。
蝶の片羽に見えるデザイン。
これ…
これって、ママが大切に持っているヘルメットと同じ。
しかも、それは…
「えっ…?」
巧くんは驚きの声を上げた。
あたしのヘルメットを巧くんのヘルメットの横に並べる。
2つ並べると。
1匹の蝶が羽を広げているように見えるから…
かなり前に生産中止になっていて。
今、現存しているのは余程2stに愛着がある人かレースで使っているか、しか見ない。
公道で走っているのを見るとパパや光さんは大喜びでそのライダーを見つめたり…
巧くんのバイクはとても手入れされていて、外装も市販用とは別に塗装されていた。
こんなの、パパが見たら食いつくに決まっている。
「じゃあ行こうか?」
驚いたのは手にしたヘルメット。
「た…巧くん、そのヘルメットは?」
「えっ、僕の?何か、変???」
巧くんはヘルメットを被らずにあたしに見せた。
後ろから見たら。
蝶の片羽に見えるデザイン。
これ…
これって、ママが大切に持っているヘルメットと同じ。
しかも、それは…
「えっ…?」
巧くんは驚きの声を上げた。
あたしのヘルメットを巧くんのヘルメットの横に並べる。
2つ並べると。
1匹の蝶が羽を広げているように見えるから…