HEAVEN's Door
途中の道の駅で休憩して2時間半くらいでたどり着いたのは。

綺麗な海辺だった。



「なかなかやるねえ〜」

ニッコリ笑う巧くん。

「巧くん、おかしいよ、あの走り方」

少し非難めいて言うと

「それもよく言われる」

と、自分で苦笑いをしていた。



白い砂浜の上にあたし達は座る。

シーズンだと海水浴で賑わうだろうけど、もうシーズンも過ぎて閑散としていた。
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