HEAVEN's Door
「…睦海」

拓海くんは立ち止まってあたしを見つめた。

「人が死ぬ時って何をしても死んでしまうと思うよ。
それなら…」

あたしは息を飲んだ。



「僕は自分がやりたいように行動するよ」





拓海くんはそう言うと空を見上げた。

「そろそろ、帰ろう」
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