HEAVEN's Door
「そうだ」

バイクに戻ると拓海くんはニヤリ、と笑って

「一度、僕の後ろに乗ってみる?」

小躍りしそうな拓海くんの提案にあたしは手を叩いて喜んだ。



『絶対に、他人に貸すなよ?』

パパはそう言ってたけど。

拓海くんに自然と貸してしまった。

…他人じゃないし、いいよね?
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