HEAVEN's Door
事務所内にはパパと祥太郎がいた。

今はまだ祥太郎は別のチームだけど。

来年はウチのチームへ来る事が水面下で決まっている。



ちょうどいい…。




「むっちゃん、何があったん?」

光さんが事務所のドアを閉めた。



この部屋には。

パパ、祥太郎、光さん。

そしてあたし。



「あのね…」

あたしはそれぞれに拓海くんから預かった手紙を渡した。



「…睦海、これをどこで?」

便箋を開いたパパの顔色が変わった。
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