男装で青春してますっ!
そのとき、1人の先生が教室に入ってきた
今の時間が昼休みで、滅多に先生なんか来ないだけあって、みんなが注目する
「芦屋、ちょっと来い」
その先生が、一樹を呼んだ
「え??俺ッスか」
そう驚く一樹は、しかし裕二の尻を蹴り続ける
「そうだ、お前に用ありのお客さんがいる」
「なんだよ、また母さん絡みじゃねーのか?」
チッと舌打ちをしながら呟く一樹に、
「いや、村山さんだと言っていた」
先生はそう答える
「村山??知らねーぞ、そんな奴」
だれだよ、と誰にとも無く問いかけると、先生は一言
「お前の赤ちゃんのころを知る人、らしいそうだ」