男装で青春してますっ!
「あーもう・・・わけ分かんねぇ!!結局なんだってんだよ」
一樹は、裕二を睨みながら声をあげた
学校をサボる、といってやってきた場所は、
入場料のいらないミニ遊園地だった
今は時間帯のせいか、あまり人がいない
それでも何人か、遊びにきている人はいるので
一樹の大声にジロジロと見られたりした
当の本人は、そんなことまるで気にしていないのだが・・
「大体、あの面はなんだ?あんな奴が俺のおじさんかよ」
一樹はそう言いながら、ベンチにドカッと腰をおろした
裕二もとなりに座る
「本気でわけ分かんねぇ」
「・・・ごめん一樹。俺には全く分からないよ」
ハハッと笑う裕二に、一樹はまた蹴りをいれる
足のすねにかかと蹴りだったために、
裕二は半ば本気で涙目になっていた