年下アイドルは予測不可能。
『別に、大したことじゃないからいいんですけど…』





私は男の子に包帯をまく。





私は、助けてもらった上、怪我をさせてしまったので私の家にあがってもらっていた。





『ほんとにすいませんすいませんすいませんすいません…』





私はお経のように繰り返しながら包帯をぐるぐるまいていく。





『ねぇ、ちょっとまきすぎなんじゃこれ…』





男の子は困ったように手首を見た。





『ああああ!!すいません!!!』





や、やばい、どうしよう、確実に男の子困ってるよね!?






怪我させた上、極限まで困らせるとは…





『あ、あの、ど、どうしたらいいでしょう…』




『え?』





『つ、償いをしなければと思うんですけど何も思い浮かばなくて…これは、切腹しかないですかね…!?』





『は、いや、助けた命なのに、切腹とかされたらなんの意味もないんですけど…』




ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙





また困らせてるよこれは!
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