政略夫婦の授かり初夜~冷徹御曹司は妻を過保護に愛で倒す~
「未来に会いたいと思う反面、この前のことがあったから最初は断ったが、弦君がどうしてもと言ってな。これをきっかけに未来と会って話をしてほしいとも言われたよ。後悔だけはしないでくださいとも」
「弦さんに背中を押してもらえたから私たちは未来に会いに来ることができたの。だから本当に弦さんのおかげよ。こうして未来の出産に立ち会うことができているのだから」
弦さん……っ!
彼の優しさと愛情に触れ、涙が溢れて止まらない。
「弦君が来るまで、私たちがそばにいる。だから頑張りなさい」
「は、い……はい!」
私は本当に弦さんに支えてもらい、愛情をもらってばかり。この先、同じくらい彼を支えて愛することができるのだろうか。
せめてこの子の誕生の瞬間に立ち会わせてあげたい。だって弦さん、私以上にこの子が生まれてくることを心待ちにしていたもの。
その思いで夕食を完食し、再び陣痛に耐える時間が続く。窓の外は真っ暗になり、二十二時を回った頃に子宮口が全開となった。
「弦さんに背中を押してもらえたから私たちは未来に会いに来ることができたの。だから本当に弦さんのおかげよ。こうして未来の出産に立ち会うことができているのだから」
弦さん……っ!
彼の優しさと愛情に触れ、涙が溢れて止まらない。
「弦君が来るまで、私たちがそばにいる。だから頑張りなさい」
「は、い……はい!」
私は本当に弦さんに支えてもらい、愛情をもらってばかり。この先、同じくらい彼を支えて愛することができるのだろうか。
せめてこの子の誕生の瞬間に立ち会わせてあげたい。だって弦さん、私以上にこの子が生まれてくることを心待ちにしていたもの。
その思いで夕食を完食し、再び陣痛に耐える時間が続く。窓の外は真っ暗になり、二十二時を回った頃に子宮口が全開となった。