シュガーフリー


「……なんでだよ…」



そうつぶやいた亮太は、もっと辛そうで。


どうして…??

それは…同情?



それとも…


違う。そんな事ありえない。


一瞬浮かんだ考えを消す。


まだ掴まれたままの腕を、振り切る事も出来ず、


あたしはどうする事も出来なくて。





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