不自由な恋だけど、そこに幸せはある
それは、窮屈な檻に閉ざされていたのが、今解き放たれたような感覚だった。

「大好きなままでいていいの?」

「勿論!」

「君に迷惑かけちゃうかもしれないよ?」

「私だって迷惑かけるかもしれないけど、一緒にいれば乗り越えられるよ。」

「君を…、手放さなくていいの?」

「手放しても、ずっと背後霊みたいにいるもんね。」

「なんだよ、それ!」


2人は、自分たちが放った言葉に笑いだした。

不安な事も、全てさらけ出して…。

そんなの好きにならずにいられるわけない。





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