トラップ教室
梓の過去~梓サイド~
「みんなおっはよー!」
あたしは元気よく挨拶をしてE組に入る。
その手にはチロルチョコが入った袋を持っている。
「梓おはよ。どうしたのそのチョコ」
「昨日駄菓子の卸売り屋に連れて行ってもらったの。これはみんなにおすそわけ!」
あたしはそう言うとシューズを脱ぎ、教卓の上に立った。
何事かとみんなが集まるのを待ち、チロルチョコをわしづかみにした。
「それー!」
元気な掛け声と共にチョコレートがバラバラとまかれる。
女子も男子も入りまじり、あたしが投げるチョコレートに両手を伸ばす。
それを見ているととても嬉しくて、楽しい気分になれる。
みんながバラバラになっている時でも、持ち前の明るさで一気にその場の雰囲気を変えてしまうのが好きだった。
E組の中では派手なギャルだけどムードメーカーだった。
「ちょっと早紀、なにしてんの」
チョコレートを配り終えた梓は1人机で本を読んでいる小野早紀(オノ サキ)へと近づいて行く。
あたしは元気よく挨拶をしてE組に入る。
その手にはチロルチョコが入った袋を持っている。
「梓おはよ。どうしたのそのチョコ」
「昨日駄菓子の卸売り屋に連れて行ってもらったの。これはみんなにおすそわけ!」
あたしはそう言うとシューズを脱ぎ、教卓の上に立った。
何事かとみんなが集まるのを待ち、チロルチョコをわしづかみにした。
「それー!」
元気な掛け声と共にチョコレートがバラバラとまかれる。
女子も男子も入りまじり、あたしが投げるチョコレートに両手を伸ばす。
それを見ているととても嬉しくて、楽しい気分になれる。
みんながバラバラになっている時でも、持ち前の明るさで一気にその場の雰囲気を変えてしまうのが好きだった。
E組の中では派手なギャルだけどムードメーカーだった。
「ちょっと早紀、なにしてんの」
チョコレートを配り終えた梓は1人机で本を読んでいる小野早紀(オノ サキ)へと近づいて行く。