トラップ教室
「タイムリミットまで、あと10秒」
「わかったってば!」
アナウンスへ向かい叫んだ直後、あたしは思いっきりドアを開けていた。
開いた!
A組もB組も教室前方のドアから入って行ったけれど、C組だけ後方が開くようになっていたようだ。
それならそうと説明してよ!
内心苛立ちながら教室に身を滑り込ませる。
他の3人も慌てて教室に入ってきた。
途端に後方でバンッとドアが閉められた。
ビクリと体を震わせてドアを開けようとしてみるが、もうビクともしない。
それを見てミチルが青ざめて震え始めた。
「これ一体何なの!?」
ミチルが叫び、あたしは左右に首を振った。
梓が殺された時は人の手によるものだと思っていたが、今回のことを踏まえるとどうやらそうとも言い切れないみたいだ。
「わかったってば!」
アナウンスへ向かい叫んだ直後、あたしは思いっきりドアを開けていた。
開いた!
A組もB組も教室前方のドアから入って行ったけれど、C組だけ後方が開くようになっていたようだ。
それならそうと説明してよ!
内心苛立ちながら教室に身を滑り込ませる。
他の3人も慌てて教室に入ってきた。
途端に後方でバンッとドアが閉められた。
ビクリと体を震わせてドアを開けようとしてみるが、もうビクともしない。
それを見てミチルが青ざめて震え始めた。
「これ一体何なの!?」
ミチルが叫び、あたしは左右に首を振った。
梓が殺された時は人の手によるものだと思っていたが、今回のことを踏まえるとどうやらそうとも言い切れないみたいだ。