トラップ教室
「この教室で何をしろって言うんだ?」
大祐が眉間にシワを寄せて教室内を見回した。
幸いにも電気がつているので教室内は明るい。
ザッとC組の中を見回してみても、そこはE組とさほど変わらない。
ただ異質だと感じるのはやけに机と机の間が狭いことだった。
「C組ってこんなに生徒の数が多かったっけ?」
あたしは近くの机に触れて呟く。
ザッと数えただけでも机の数が50くらいはありそうだ。
40人でほぼ一杯になる教室に、これだけ机を押し込めたら窮屈でしかたない。
その上、それぞれの机の上には花瓶が置かれているのだ。
花が飾られていない花瓶を見ると余計に気味の悪さを感じた。
見なれた教室のはずが、今は異空間にいるような感覚になってくる。
大祐が眉間にシワを寄せて教室内を見回した。
幸いにも電気がつているので教室内は明るい。
ザッとC組の中を見回してみても、そこはE組とさほど変わらない。
ただ異質だと感じるのはやけに机と机の間が狭いことだった。
「C組ってこんなに生徒の数が多かったっけ?」
あたしは近くの机に触れて呟く。
ザッと数えただけでも机の数が50くらいはありそうだ。
40人でほぼ一杯になる教室に、これだけ机を押し込めたら窮屈でしかたない。
その上、それぞれの机の上には花瓶が置かれているのだ。
花が飾られていない花瓶を見ると余計に気味の悪さを感じた。
見なれた教室のはずが、今は異空間にいるような感覚になってくる。