トラップ教室
優香の言葉にあたしは首をかしげた。


そうだろうか?


同級生の子たちはあたしたちと同じで、まだ学校に慣れていないから仕方ない気がするけれど。


そう思ったけれど、口には出さなかった。


優香はすでにカッコイイと思った先輩の話を始めている。


あたしはボンヤリと優香の声を聞きながら、眠気に引き寄せられていったのだった。
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