トラップ教室
あたしは何度も納得した。


だって、こうして電子パネルに数字を打ちこんでいても、あたしは全然怖くない。


これでみんなを救えるならと考えている。


夏海が止めに入ってきたから、あたしはまたやんわりと断った。


夏海は泣き出してしまいそうな顔をしてたけれど、あたしは自分の手でエンターキーを押したんだ……。
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