トラップ教室
そしてあたしの目の前に黒い腕時計をした腕がヌッと出現する。


「ひっ!」


小さな悲鳴を上げた瞬間、その腕はあたしの頭をガッと掴んで用水路へと引きずりこんだ。


泥の匂い。


抗えない流れ。


そして……佐竹の水でブヨブヨに膨らんだ顔が目の前にある。


佐竹はニヤリと笑うと、あたしと響の体を用水路の奥深くまで、存在しない闇の中までも引きずりこんでいったのだった。



END
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