トラップ教室
3年B組~秀サイド~
わけのわからないことに巻き込まれたな……。
俺は廊下に聞こえてくるアナウンスに耳を傾けながら、手のひらにかいた汗をズボンでぬぐった。
さっきから子供の声でアナウンスが流れていて、4人1組のグループを作らされている。
俺は自分の名前が呼ばれた3年B組の前に立っていた。
他のメンバーは宮本美久、井原マリ、山口雄大の3人だ。
隣りのA組へ視線を向ければもう4人とも教室の中へ足を踏み入れたところだった。
「俺たちも早く行こう。こんなところ、早く出ようぜ」
雄大がそう言いB組の教室のドアに手をかける。
ドアが開かれていくのを見ながら、言い知れぬ嫌な予感が胸を覆っていた。
B組の教室へ入るともう二度とそこから出ることはかなわないのではないか?
そんな思いに駆られて、思わずみんなを引きとめそうになる。
しかし、俺以外の3人はすでにB組の教室に足を踏み入れてしまっている。
俺は恐る恐るみんなに続いてB組の教室へ入って行ったのだった。
俺は廊下に聞こえてくるアナウンスに耳を傾けながら、手のひらにかいた汗をズボンでぬぐった。
さっきから子供の声でアナウンスが流れていて、4人1組のグループを作らされている。
俺は自分の名前が呼ばれた3年B組の前に立っていた。
他のメンバーは宮本美久、井原マリ、山口雄大の3人だ。
隣りのA組へ視線を向ければもう4人とも教室の中へ足を踏み入れたところだった。
「俺たちも早く行こう。こんなところ、早く出ようぜ」
雄大がそう言いB組の教室のドアに手をかける。
ドアが開かれていくのを見ながら、言い知れぬ嫌な予感が胸を覆っていた。
B組の教室へ入るともう二度とそこから出ることはかなわないのではないか?
そんな思いに駆られて、思わずみんなを引きとめそうになる。
しかし、俺以外の3人はすでにB組の教室に足を踏み入れてしまっている。
俺は恐る恐るみんなに続いてB組の教室へ入って行ったのだった。