トラップ教室
美久の過去~美久サイド~
入学式が終わり、この高校に通い始めて一週間が経過していた。
あたしが通っている中学からこの高校に入学してきた生徒は比較的多くて、まるで中学生気分が抜けきれない状態が続いていた。
といっても、新しく友人を作る必要がないのは楽だと感じていた。
「ねぇ、あの子っていつも1人だよねぇ」
そんなある日のこと、いつ戻り中学時代からの友人と会話を楽しんでいると1人の子がこそっと耳打ちをしてきた。
その子の視線を追いかけていくと、1人で椅子に座りスマホをいじっている女子生徒の姿があった。
名前は確か、井原マリさん。
確かにマリさんはいつも1人で休憩時間を過ごしているみたいだった。
でも、暗いとか、大人しいとかとはちょっと違う。
彼女は1人でも平気なタイプなのだと、その雰囲気から感じ取られた。
「あの子、すごく綺麗だよね」
マリさんを見つめて、つい本音がこぼれる。
「わかる! 大人っぽいよねぇ」
友人も同調してくれて、あたしは嬉しくなった。
同い年なのにさん付けをして呼びたくなるような、美少女だ。
あたしが通っている中学からこの高校に入学してきた生徒は比較的多くて、まるで中学生気分が抜けきれない状態が続いていた。
といっても、新しく友人を作る必要がないのは楽だと感じていた。
「ねぇ、あの子っていつも1人だよねぇ」
そんなある日のこと、いつ戻り中学時代からの友人と会話を楽しんでいると1人の子がこそっと耳打ちをしてきた。
その子の視線を追いかけていくと、1人で椅子に座りスマホをいじっている女子生徒の姿があった。
名前は確か、井原マリさん。
確かにマリさんはいつも1人で休憩時間を過ごしているみたいだった。
でも、暗いとか、大人しいとかとはちょっと違う。
彼女は1人でも平気なタイプなのだと、その雰囲気から感じ取られた。
「あの子、すごく綺麗だよね」
マリさんを見つめて、つい本音がこぼれる。
「わかる! 大人っぽいよねぇ」
友人も同調してくれて、あたしは嬉しくなった。
同い年なのにさん付けをして呼びたくなるような、美少女だ。