リアル彼氏
重たくなりすぎないよう、さりげなく。
マリナに言われたから、そうしたのだ。
あたしはブンブンと左右に首を振って、机に向かった。
新しいノートを開いて、そこにゲームのストーリーを書いていく。
まず、あたしと藍が出会ったのはレジャースポットだ。
あたしがハンカチと落として、藍が拾った。
その後2人は同じ学校だとわかった。
それからデートを重ねて、港公園でキスをした。
それから遊覧船のデートだ。
順調に進んでいた時、不意に貴也が同じクラスのリナという子にデートに誘われたと言ってきた。
体育祭が終わった日だ。
藍とリナは同じ応援団をしていたらしい……。
そこまで書いて、あたしは何度も読み直した。
どんどん血の気が引いて行くのを感じる。
手が震えて、その後のカップケーキのシーンを書くことができなかった。
マリナに言われたから、そうしたのだ。
あたしはブンブンと左右に首を振って、机に向かった。
新しいノートを開いて、そこにゲームのストーリーを書いていく。
まず、あたしと藍が出会ったのはレジャースポットだ。
あたしがハンカチと落として、藍が拾った。
その後2人は同じ学校だとわかった。
それからデートを重ねて、港公園でキスをした。
それから遊覧船のデートだ。
順調に進んでいた時、不意に貴也が同じクラスのリナという子にデートに誘われたと言ってきた。
体育祭が終わった日だ。
藍とリナは同じ応援団をしていたらしい……。
そこまで書いて、あたしは何度も読み直した。
どんどん血の気が引いて行くのを感じる。
手が震えて、その後のカップケーキのシーンを書くことができなかった。