リアル彼氏
☆☆☆
マリナはあたしが登校してから10分後に教室に入ってきた。
「聞いてよ弘志ってばねぇ」
すぐに自慢話しを始めるマリナに、あたしは咳払いをした。
「それより、こっちも進展があったよ」
そう言うと、マリナは目を丸くした。
「嘘」
「本当だよ。そのために服を買ったんだから」
マリナのことだから、いくら服を新調したってろくなデートはできなかったと考えていたのだろう。
「これ、見て」
あたしは自信満々に藍からのメッセージを見せた。
「うまく行ったの!?」
マリナは穴があくほどあたしのスマホを凝視している。
マリナはあたしが登校してから10分後に教室に入ってきた。
「聞いてよ弘志ってばねぇ」
すぐに自慢話しを始めるマリナに、あたしは咳払いをした。
「それより、こっちも進展があったよ」
そう言うと、マリナは目を丸くした。
「嘘」
「本当だよ。そのために服を買ったんだから」
マリナのことだから、いくら服を新調したってろくなデートはできなかったと考えていたのだろう。
「これ、見て」
あたしは自信満々に藍からのメッセージを見せた。
「うまく行ったの!?」
マリナは穴があくほどあたしのスマホを凝視している。