エチュード〜さよなら、青い鳥〜
初音は、ピタリと手を止めた。
クラウゼ教授の作る絶品アイスバインの匂いがする。大好物なのだが、なんとなく今日はその匂いを体が受け付けない。
「ごめんなさい、クラウゼ教授、食べれない。なんとなく、お腹痛いというか、ムカムカする」
「頑張りすぎて、疲れてるのよ!ハツネ、少し休みなさい。アイスバインがダメなら、ズッペ(スープ)はどう?」
「…」
初音は無言で、首を横に振る。湯気の立つ美味しそうなアイスバイン。だが、その匂いで次第にムカムカが強くなってくる。
ムカムカはついには吐き気となって、初音を襲ってきた。
慌ててトイレに駆け込む初音。ほとんど食事をしていないので、苦い胃液ばかりが上がってくる。
「大丈夫⁈」
トイレから出てきた初音に、クラウゼ教授が優しく寄り添う。
「大丈夫。ごめんなさい。風邪かも。何となく、熱っぽいし。やっぱり、少し休みます」
クラウゼ教授の作る絶品アイスバインの匂いがする。大好物なのだが、なんとなく今日はその匂いを体が受け付けない。
「ごめんなさい、クラウゼ教授、食べれない。なんとなく、お腹痛いというか、ムカムカする」
「頑張りすぎて、疲れてるのよ!ハツネ、少し休みなさい。アイスバインがダメなら、ズッペ(スープ)はどう?」
「…」
初音は無言で、首を横に振る。湯気の立つ美味しそうなアイスバイン。だが、その匂いで次第にムカムカが強くなってくる。
ムカムカはついには吐き気となって、初音を襲ってきた。
慌ててトイレに駆け込む初音。ほとんど食事をしていないので、苦い胃液ばかりが上がってくる。
「大丈夫⁈」
トイレから出てきた初音に、クラウゼ教授が優しく寄り添う。
「大丈夫。ごめんなさい。風邪かも。何となく、熱っぽいし。やっぱり、少し休みます」