エチュード〜さよなら、青い鳥〜
「さすがは、マーシャ。僕は今、最高に、幸せな気分だよ」
ヘンリーが小さく笑った。
そこへ到着した救急隊によってヘンリーは、担架で救急車へと運ばれていった。クラウゼ教授が付き添う。
マーシャを異国の地に一人で置いていくことは出来ない。初音は後からマーシャと共に行くつもりで救急隊員に尋ねた。
「病院はどちらになりますか?私は通訳が出来ますので、後からすぐに行きます」
「病院は、光英大学病院です」
その病院ならよく知っていた。一条グループが経営に携わっている病院だ。
初音は、父に電話をする。涼音をもうしばらく預かってもらわなくてはならない。
「わかった。涼音のことは心配するな。今もいい子で寝ている。それより、初音、慌てるな。落ち着いて行動しなさい」
父は快諾してくれた。初音は安心しながら、マーシャが舞台から戻ってくるのを待つ。
ヘンリーが小さく笑った。
そこへ到着した救急隊によってヘンリーは、担架で救急車へと運ばれていった。クラウゼ教授が付き添う。
マーシャを異国の地に一人で置いていくことは出来ない。初音は後からマーシャと共に行くつもりで救急隊員に尋ねた。
「病院はどちらになりますか?私は通訳が出来ますので、後からすぐに行きます」
「病院は、光英大学病院です」
その病院ならよく知っていた。一条グループが経営に携わっている病院だ。
初音は、父に電話をする。涼音をもうしばらく預かってもらわなくてはならない。
「わかった。涼音のことは心配するな。今もいい子で寝ている。それより、初音、慌てるな。落ち着いて行動しなさい」
父は快諾してくれた。初音は安心しながら、マーシャが舞台から戻ってくるのを待つ。