エチュード〜さよなら、青い鳥〜
会場となるロビーには、入院中で点滴をしたままの患者やパジャマ姿の子供、看護師、医師などのスタッフまで見渡すだけでもざっと100名以上が集まっていた。老若男女、年齢層も様々だ。
初音は、大きな拍手で迎えられた。
最前列には、車椅子に乗ったヘンリーと彼に付き添うクラウゼ教授。その隣にはマーシャ。マーシャの膝の上には涼音の姿もあった。
ヘンリーは無事一命を取り留め、この病院に入院している。
初音が一曲目に弾いたのは、意外な選曲。世界的に有名なアニメ映画の主題歌だ。
涼音が喜んで目を輝かせる。同じように集まった子供達がキャッキャと声を上げた。
「こんにちは。私は四辻初音、と言います。
普段はクラッシックばかり弾いていますが、今日は皆さんに楽しんでもらえるように、色々な曲を練習してきました。ぜひ、聴いてください」
一曲目を弾いた後簡単な挨拶をしてから、誰しもが一度は耳にしたことがあるだろう、有名な昭和の歌謡曲と映画音楽を披露した。
初音は、大きな拍手で迎えられた。
最前列には、車椅子に乗ったヘンリーと彼に付き添うクラウゼ教授。その隣にはマーシャ。マーシャの膝の上には涼音の姿もあった。
ヘンリーは無事一命を取り留め、この病院に入院している。
初音が一曲目に弾いたのは、意外な選曲。世界的に有名なアニメ映画の主題歌だ。
涼音が喜んで目を輝かせる。同じように集まった子供達がキャッキャと声を上げた。
「こんにちは。私は四辻初音、と言います。
普段はクラッシックばかり弾いていますが、今日は皆さんに楽しんでもらえるように、色々な曲を練習してきました。ぜひ、聴いてください」
一曲目を弾いた後簡単な挨拶をしてから、誰しもが一度は耳にしたことがあるだろう、有名な昭和の歌謡曲と映画音楽を披露した。