エチュード〜さよなら、青い鳥〜
「初音!待ってたわ!」
女性言葉を話し、背が高く彫りの深い顔立ち。髪は見事なグレイヘア。派手な原色を着こなす彼の名は鈴木淳三。日本を代表するデザイナー、JUNNZO SUZUKI だ。
父が馴染みの客だから、小さい時からコンクールや発表会はいつもジュンのデザインしてくれたドレスを着ていた。
だが、現在は後進の育成に力を注ぎ、あまり表舞台には出ない。新たなデザインも、昔からの固定客からの要望があった時だけ。
そんなジュンに、最初は遠慮したのだ。
でも、久しぶりのピアノコンクール、ジュンのデザインしたドレスなら気持ちが安心できる。そう思ってお願いしてみたら、快く引き受けてくれた。
一次予選は、ベートーヴェンをイメージした、ピアノと同化するような艶のある黒いドレス。心を落ち着かせるのに、本当に役に立った。
女性言葉を話し、背が高く彫りの深い顔立ち。髪は見事なグレイヘア。派手な原色を着こなす彼の名は鈴木淳三。日本を代表するデザイナー、JUNNZO SUZUKI だ。
父が馴染みの客だから、小さい時からコンクールや発表会はいつもジュンのデザインしてくれたドレスを着ていた。
だが、現在は後進の育成に力を注ぎ、あまり表舞台には出ない。新たなデザインも、昔からの固定客からの要望があった時だけ。
そんなジュンに、最初は遠慮したのだ。
でも、久しぶりのピアノコンクール、ジュンのデザインしたドレスなら気持ちが安心できる。そう思ってお願いしてみたら、快く引き受けてくれた。
一次予選は、ベートーヴェンをイメージした、ピアノと同化するような艶のある黒いドレス。心を落ち着かせるのに、本当に役に立った。